パイプオルガン募金趣意書

皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

パイプオルガンの素朴で重厚な音色は、人々の心に癒しの空間を与えてくれます。

世界の名立たるコンサートホールや教会は、素晴らしいパイプオルガンを備え、音楽ファンを魅了しています。

オルガンは西洋音楽史上最も歴史ある楽器で、クラシック音楽には欠くことのできない楽器であると同時に、単旋律聖歌&コーラルから厖大なオーケストラ楽曲も深い 音響・きらびやかな音鳴りで表現できる‘楽器の王様’です。

教会を中心に栄えたヨーロッパ諸国では、町・村の各教会にパイプオルガンが備えられ、人々はその音・響きの中で育っています。

わが国にはそうした伝統は存在しませんが、明治の西洋音楽移入以来短い年月の間に世界的に羽ばたく音楽家・演奏家が育ち、40余年の霧島音楽祭受講生の中からも数多の世界的演奏家が巣立っています。

わが国でも、ふるさと創生事業の一環として各県ホールに数多のパイプオルガンが建造されました。他の音楽ホールにあるから鹿児島にもというのではありません。

国際音楽祭を築き上げてきた地であるからこそ、絶対に必要な楽器です。数年来霧島国際音楽祭ではザビエル教会でオルガンコンサートが盛況裡に行われており、オルガンの壮麗な音鳴りがみやまコンセールで響き亘ることを願って止みません。

オルガン建造が叶った暁には、真の国際音楽祭としてオルガンの響きとともに、壮大なオルガン協奏曲、オルガン合唱曲等々、ジャンルの広がりを響かせてくれるでしょう。

「霧島国際音楽ホール みやまコンセール」の音響は、「奇跡の音響ホール」として世界的に有名で、パイプオルガンを設置することにより、音楽の殿堂としての新たな魅力が加わるものと確信しております。

みやまコンセールのオルガン建造は、霧島国際音楽祭を愛する人々、鹿児島の音楽人、鹿児島県民の夢であり、希望です。また、パイプオルガンの設置は、音楽を聴いて楽しむだけではなく、音楽家を目指す後継者の育成のためにも欠かせないものです。

この素晴らしい音楽ホールを世界に誇れる音楽ホールとしたうえで、後世に引き継いでいかなければならないと考えます。

パイプオルガンの建造には、時間と多額の費用が必要です。

以上の趣旨と別紙募集要項をご覧のうえに賛同いただき、是非ともご寄附をお願い致します。

パイプオルガンが完成したら、鹿児島県民の教養・娯楽と若い音楽家の育成のため、直ちに鹿児島県に寄贈致します。

平成30年7月20日
実行委員代表 田中京子